味の傾向:お買い得価格のボルドーワイン。若さを感じさせない重厚な香りに、甘酸っぱさの目立つフルボディな味わい。短い熟成期間なりに工夫を凝らした、いい出来の赤ワインだ。
合わせた料理:カスレ、ハンバーグサンドイッチ
購入価格(税込):1985円/750ml
僕の評価:75点/100点(コスパに驚き)
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こんにちは~、ワインブロガーの神奈川健一です。
今日はフランスワインをご紹介します。「シュヴァリエ・ド・ボーセジュール2021/Chevarie de Beausejour 2021」です!ボルドー地区の赤ワインですね。
ボルドーと言えば、赤ワインの絶対王者みたいな産地ですよね。とはいえ、安いボルドー買うぐらいなら、新世界の安旨ワインを探したほうがいい、とはよく言われます。自分もそう信じていまして、ボルドー買うならそこそこの金額を出す主義ですね。
今回のこのワインは2000円を切るお値段です。なぜ購入したかと言うと、酒屋さんで勧められたからなのですね。初めて訪問したお店でしたが、ラインナップを見て信用できそう!とビビッときたので、勧められるままトライしてみました。
スペックを確認しましょう~。
アルコール度 13%
産地 フランス ボルドー地方
品種 メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
収穫年 2021年
アルコール度は13%で、中庸といったところ。AOCはボルドーですが、ワイナリーはサン・テミリオンにあるそうです。そのため、メルロー主体の構成になっていますね。熟成は廉価なワインらしく3年と短くなっています。
◆めっちゃ上手にできている!
ワインの色を確認してみると、しっかり濃いですね。ダークチェリーレッドです。ボルドーらしい見た目です。
香りをチェックします。おお、重厚!この値段でこの香りはすばらしいですね。ブルーベリー、カシス、すみれ、それにタバコ、なめし革でしょうか。ちょっぴりゴマっぽい雰囲気もありますね。フレッシュさを感じない、調整の行き届いた香りです。
飲んでみます。
「ほんのりとした甘味と豊かな酸味、まろやかで豊潤な味わいはめちゃくちゃ飲みやすい!」
おほー!これはいいです。フルボディですが軽やかさもあって、おいしいですね!
酸味が主体の味わいですが、甘味もあってバランスがいいです。渋味が少なく、メルローらしいやさしい味わいですね。
食事といっしょに飲むとより酸味が活躍するので、口内をリフレッシュしてくれます。この点は熟成されたボルドーとは異なりますが、若いワインなりのよさが表現できていて好印象ですね。
合わせる料理は、肉を使ったものなら何でも合うでしょう。トマトを煮込んだカスレなどは、ワインの酸味が際立って気持ちよかったです。ハンバーグのサンドイッチもやばかったですね~。普段自宅で食べるような、気軽な料理がよいと思いますよ。
◆安ボルドーもいいね!
安くておいしいボルドーもあるんだ!と感動できる1本でした。酒屋さんの目利きがよかったおかげですね。こういうことが積み重なると、ひいきのお店になるんですよね。また行ってみようと思います。
そして自分がバイブルにしている「図解ワイン1年生」を読んでみると、サン・テミリオンは安くておいしいメルローが2~3000円で買えるよと書いてありました。なるほど、ボルドーでもメルローは安旨ワインの狙い目なんですね。いや~、勉強になりました。
「シュヴァリエ・ド・ボーセジュール2021」、技術が光る、秀逸な安旨ボルドーでした。おすすめです!
名称:シュヴァリエ・ド・ボーセジュール2021/Chevarie de Beausejour 2021
品種:メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
産地:フランス ボルドー地方
アルコール度:13%
購入価格(税込):1985円/750ml
輸入者:株式会社 アストル
購入日:令和6年9月25日
購入店:たむらワイン(神奈川県横浜市)
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