味の傾向:南フランスの廉価な白ワイン。穏やかだがアロマティックな香りに、シャープな柑橘系の酸味が爽快な1本。ガンガン飲める気軽な辛口ワインだ。
合わせた料理:ゆずポン酢和えサラダ、バルサミコ酢ドレッシング和えサラダ
購入価格(税込):1567円/750ml
僕の評価:70点/100点(いい感じの安ワイン)
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こんにちは~、ワインブロガーの神奈川健一です。
今日は南フランスの廉価な白ワインをレビューします。「フォンカリュ・ペイドック・ヴィオニエ2022/Foncalieu Paysd’Oc Viognier2022」となります~。フランス産安ワインの産地、ラングドック・ルーションで生産されたお酒ですね。
使われているブドウはヴィオニエとなっています。個人的には、このブドウがよくわからないんですよねー。あのソーヴィニヨン・ブランや、ゲヴェルツトラミネールと同じアロマティック品種に分類されるらしいのですが、いまいち味のイメージが定まっていません。
酒屋さんでヴィオニエを見かける機会は少ないので、しょうがないかなとは思います。とはいえ、フランスの主要品種の1つではあるので、味が理解できないと微妙に心地悪いです(笑)。このワインでなにかがつかめるといいなと思って、買ってみました。
スペックを確認しましょう。
アルコール度 13%
品種 ヴィオニエ100%
産地 フランス ラングドック・ルーション
収穫年 2022年
アルコール度は13%ということで、南の方で生産されたワインなんだなーと感じる度数ですね。それなりのボディ感は期待できそうです。収穫年は2年ほど前ということで、早飲み白ワインとして十分ですね。
◆シャープな酸味がキレッキレ
グラスにそそいで色を見ると、そこそこ濃いですね。きれいではっきりとしたレモンイエローです。
香りを確認。けっこう穏やかなタイプですね。でも明確な柑橘系のにおいがあります。レモン、ゆず、オレンジ、そしてジャスミンでしょうか。あと、ほんのり香水のような、石鹸のような印象があります。これがヴィオニエらしさなのかな?
飲んでみます。
「ビリビリくるぐらいにシャープな酸味!大辛口白ワインだ!」
うぉッ、辛ッ。気持ちいいぐらいにシャープです!
口当たりは柔らかいのですが、鋭い酸味が主役の辛口ワインです。やや強めのアルコールも、この印象に貢献していますね。
ホワイトグレープフルーツ、夏みかんのような味わい。余韻にはレモンドロップスみたいな、独特の苦味と酸味があって楽しいですね~。
料理はサラダ系が好みでした。特に、ワインと同じく柑橘系の香りを持つゆずポン酢がとてもマッチしましたね。逆にバルサミコ酢ドレッシングは、ちょっぴりイマイチだったり。ワインのペアリングって面白いですね。
◆ヴィオニエの個性を知る
気持ちいい辛口のヴィオニエでした~。あの香水みたいな印象がヴィオニエらしさなのかな?ちょっとわかってきたような気がします。少しだけゲヴェルツトラミネールを思い出しました。
ヴィオニエの本場は、フランスのローヌ地方だそうなので、まだまだ飲む機会がありそうです。もっと飲んで、味わいの解像度を上げたいところですね。
「フォンカリュ・ペイドック・ヴィオニエ2022」、フランスらしい安ワインでした。新世界とは違う気軽な味わいを、ぜひ楽しんでみてください。
名称:フォンカリュ・ペイドック・ヴィオニエ2022/Foncalieu Paysd’Oc Viognier2022
品種:ヴィオニエ100%
産地:フランス ラングドック・ルーション
アルコール度:13%
購入価格(税込):1567円/750ml
輸入者:株式会社 稲葉
購入日:令和6年9月25日
購入店:たむらワイン(神奈川県横浜市)
日本酒のレビューはこちらのブログで書いています。