味の傾向:カリフォルニアのワイナリーがつくる白ワイン。南国の柑橘類を思わせる香りと、ジューシーだがシャープでドライな味わいは、ついゴクゴク飲んでしまう。アメリカよりイタリアを思い起こさせるワインだ。
合わせた料理:コンビーフのポテトサラダ、納豆スパゲティ
購入価格(税込):2112円/750ml(セールで2割引)
僕の評価:70点/100点(デイリーワインとしてよくできている)
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こんにちは~、ワインブロガーの神奈川健一です。
今日はアメリカの白ワインをレビューします。「コッポラ ロッソ・アンド・ビアンコ ピノ・グリージョ NV/Coppola Rosso&Bianco Pinot Grigio NV」となります。あの映画監督のフランシス・コッポラさんが所有するワイナリーでつくられた商品ですね。地獄の黙示録最高!
ピノ・グリージョはイタリアのものが好きで、軽快で爽やかでありつつも、どこか洗練されている味わいがいいですよね。お値段が安めなのも、庶民にはありがたいです!
今回のワインはアメリカのピノ・グリージョという、けっこう珍しいんじゃないかと思われる1本です。アメリカの白ワインというと、反射的に「こってりした味なのかな?」と思ってしまうのですが、このワインにはイタリア語が使われています。もしかしてイタリア的な味わいなのかな?と、予想して買ってみました。
スペックを確認しましょう。
アルコール度 12%
産地 アメリカ カリフォルニア
品種 ピノ・グリージョ95% その他5%
収穫年 指定なし
まず、アルコール度12%が好感度高いです!アメリカというと、白ワインでも容赦なくハイアルコールなイメージがあるのですが、そうでないのがいい。よりイタリアンな味わいに期待が持てます。収穫年は指定がないのでブレンドなのでしょうけど、安いワインの場合はむしろバランスがよくなりそうなので歓迎ですね。
◆イタリアを感じる!
グラスにそそいでみると、色はかなり淡いです。イエローというよりベージュですね。見た目からして軽そうです。
香りを確認してみます。お、柑橘系のにおい、ライムでしょうか。そこにマスカットやジャスミンのイメージが混ざります。洋梨のコンポートみたいな雰囲気もあって、少し南国のフルーツっぽさがありますね。いい感じです。
飲んでみます。
「ふくよかな果実味のある味わい。でも軽くてシャープで、めちゃくちゃ飲みやすい。ゴクゴクいけるぞ!」
おおっ、軽やかで洗練されているぞ。まじでイタリアっぽくないですか?
香りの影響か、ジューシーで豊潤な雰囲気がある味です。しかし、ベースの味がシャープ&ドライなので、実に軽快に感じますね。余韻もあるけど軽やかです。
安いワインにありがちな、単調な味わいや主張しすぎる酸味もなく、いいデイリーワイン飲んでるなぁって実感がガンガンわきます。くー、いいワイナリーじゃないですか!
料理は重すぎなければなんでもよさそうですね。ポテサラと和風パスタで飲みましたが、もう完璧ですよ。2024年の猛暑の中で飲んだので、あっという間に飲み切りました。アメリカの西海岸沿いで飲んだら、さぞかしおいしいんだろうなぁと思いましたね。
◆アメリカのイメージが変わった1本
いや~、自分好みの軽快な白ワインでした。今まで飲んだアメリカの白ワインは、ことごとくコッテリしていて苦手意識があったんです。しかし、このコッポラさんのワインは、名前の通りイタリアを思わせる味わいで、すっかり気に入りましたね。
今回のワインは、あのエノテカさんでセール中に買ったのですが、さすがの味わいです。やっぱりエノテカは信頼できるよなぁ。最近はもっぱら角打ちでお世話になっているのですが、家飲みでも利用させていただこうと思います。
「コッポラ ロッソ・アンド・ビアンコ ピノ・グリージョ NV」、気軽だけど洗練された味わい、いつもと違うアメリカ白ワインを試してみてください。
名称:コッポラ ロッソ・アンド・ビアンコ ピノ・グリージョ NV/Coppola Rosso&Bianco Pinot Grigio NV
ぶどう:ピノ・グリージョ95% その他5%
産地:アメリカ カリフォルニア州
アルコール度:12%
購入価格(税込):2112円/750ml
輸入者:エノテカ 株式会社
購入日:令和6年8月23日
購入店:エノテカ渋谷店(東京都渋谷区)
日本酒のレビューはこちらのブログで書いています。